株式会社スターツ総合研究所様 「ARCHSIM」へのGEOSPACE導入により、
建築事業計画立案の大幅な時間短縮を可能に

  • ちばんMAP

株式会社スターツ総合研究所様 AIを活用した賃貸住宅の建築計画と事業計画を短時間かつ簡単に作成できるWEBサービス 「ARCHSIM」へGEOSPACEを導入することにより、大幅な時間短縮を可能にしました。

「ARCHSIM」は土地にどれくらいの規模の建物が建ち投資効果がどれだけ見込めるかを、土地所有者や不動産投資家が判断するためのシステムです。
従来は複数の専門職及び知識が必要であり、実現までに1週間以上かかりましたが、GEOSPACE導入によりワンストップ作業が可能になり、大幅な時間短縮ができるようになりました。
また、GEOSPACEの土地ポリゴンを利用することでユーザー自身による敷地図の作図の手間が省けるようになり、用途地域など都市計画情報を自動取得できる点も業務効率化につながりユーザーに喜ばれています。


TECH. DESIGN LAB. 清水哲志 主幹研究員

担当の業務内容

スターツグループ各社の不動産業務で培った業務ノウハウと、GISやAI、BIMといったテクノロジーを用いて、建設・不動産に関する新規事業推進、ソリューション開発・運用を行っています。例えば、建築事業計画の立案を不動産ビックデータ・AI・GIS・CADを用いて劇的に効率化するソリューション「ARCHSIM」の開発・運用等を手がけています。

「ARCHSIM」につきまして

AIを活用して賃貸住宅の建築計画と事業計画を短時間かつ簡単に作成できるWEBサービスです。 ターゲットユーザーは不動産会社、金融機関、建設会社、不動産投資家で、宅建資格取得者レベルの知識とWEBブラウザの操作スキルがあれば、手軽にご活用いただけます。

図:ARCHSHIMの図

 

【システム構成】
ユーザー側はパソコンやタブレットよりWEBブラウザを通じて接続します。中心となるのはスターツクラウド環境でアプリケーションを制御する層とAPIを制御する層、こちらは外部のAPIサービスと連携しています。そして機械学習などを行うマイクロサービス層に分かれています。

図:「システム構成 」

 

【地図・地番API概要】
外部APIの一つとしてGEOSPACEとそのサブサービスの地番マップを採用しています。高精度かつ高鮮度な地図、航空写真をご利用いただけます。また地番と住所のマッチングや筆界ポリゴン、計画地の形状の取得も可能です。また、用途地域情報も計画地とリンクして自動取得が可能になっています。

図:「地図・地番API概要 」

 

【地図・地番APIの活用】
対応エリアは現在首都圏を中心としたスライドのオレンジ色の部分で住居表示地域を中心に今後順次拡大の予定となっています。

図:「地図・地番API活用例 」

導入前の課題

建築計画、事業計画を立案し、オーナー様へ提案するまでに複数人の専門家が関わり、1~2週間程度の時間を要しておりました。設計部では企画立案業務による業務圧迫が課題視されており、設計部で対応できない分は外注設計事務所を用いる為、設計依頼費用も増加していました。

「GEOSPACE」製品選定のポイント

建築計画を作成する上で、重要であり手間となるのが敷地図の作成と都市計画情報の調査、入力です。GEOSPACE製品は土地ポリゴンが存在する為、ユーザー自身で敷地を作図する手間が省ける点で大きなメリットとなりました。また、用途地域など都市計画情報を自動取得できる点もユーザーに喜ばれています。公図をベースに独自補正をしている為、敷地ポリゴンの精度が高い点も採用の理由となりました。

「GEOSPACE」製品導入の効果

1~2週間程度かかっていた建築事業計画の立案が15分に短縮できるようになり、オーナー様への提案がよりスピーディーに対応可能となりました。 企画立案の効率化したことにより、提案数の増加にも寄与しています。

ちばんMAPに関して

「ちばんMAP」で提供する地番・筆界データは、公図※を参照して作成しており、住居表示エリアの図郭と重ね合わせた際のおおよその位置を示すものです。

※不動産登記法第14条第1項に規定する地図、および同条第4項に規定する地図に準ずる図面

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