株式会社エアロ・フォト・センター様 空中三角測量成果までの工程を省力化。
充実した航空写真アーカイブで災害前後の比較も可能に。

  • GEOSPACE 航空写真

株式会社エアロ・フォト・センター様 GEOSPACE 航空写真の導入で、予算(撮影費用)や納期までの時間が限られている状況でも、空中三角測量成果までの過程を短縮しました。

株式会社エアロ・フォト・センター様は、航空写真測量の技術を通じ国土情報をわかりやすく提供する会社です。36年間培ってきたアナログ的な写真処理からデジタル航空写真測量まで幅広く確実な実績を有しており、UAV撮影・航空写真撮影、地形測量・写真測量、GISカスタマイズ、パネル加工、スキャニング、データ販売や、ドローン搭載型レーザスキャナの運用による地図情報の正確かつ迅速な提供を行っています。今回は、GEOSPACE 航空写真を導入し、空中三角測量成果までの工程を省力化した過程や効果についてお話を伺いました。

(右から)
代表取締役社長 野崎 吉信さま
技術部 次長  村川 伸治さま
(2019.6.20現在)

「GEOSPACE」製品選定のポイント

予算(撮影費用)や納期までの時間が無い場合、「GEOSPACE 航空写真」の中間成果を利用することで、空中三角測量成果までの過程を短縮できます。

空中三角測量成果までの過程
図:空中三角測量成果までの過程

「GEOSPACE 航空写真」中間成果からの図化

空中写真データ(スキャニングデータ)・外部標定要素(撮影時のカメラレンズ中心位置x,y,z,ω、φ,κ)・カメラファイルの素材をデジタル図化機に取り込み、レベル2500で3次元図化を行い、「平面図」、「数値地形モデル」、「砂防基盤図」などを作成。そのほか、等高線、土量計算、建物高さ抽出、災害前後の地形変化・比較、都市計画図の修正図化などができます。

導入の効果

災害などがあった場合、災害前の「GEOSPACE 航空写真」のアーカイブが充実していることから、災害前の写真との比較が可能。空中三角測量成果までの工程を省略できることと現地に行かなくても良いことから、短時間で現況図が作成でき、費用も低く抑えられます。

取材を終えて……

取材の中で貴重なものを見せていただきましたので、ご紹介します。

  1. 戦時中に撮影した航空写真の標定作業(絵画)
  2. 感謝状:①の絵画を寄贈したことに関する陸地測量部※からの感謝状
  3. 偏光メガネを使用してのオペレータによる等高線作成の様子
  4. 航空写真のアナログフィルム
  5. 日本地図パネル
  6. 富士山を航空写真から3D化

※旧日本陸軍参謀本部に属し、陸地の測量,兵要地図やその他の地図の調製または修正,測量に関する調査と研究,技術者の養成等を任務とした。第2次大戦後,建設省に移管,国土地理院となる。明治21年(1888)に創立。現在の国土交通省国土地理院の前身。

お見せいただいた写真
写真:お見せいただいた写真

この事例でご紹介した製品・サービスについて詳しくはこちら!